熱中症・脱水とスポーツドリンク4
- Hiroshi Fushki
- 2020年8月6日
- 読了時間: 2分
暑い日が続きます。くれぐれも皆さん、無理はしなくちゃいけない時だけ、無茶せず頑張りましょう。
昨日のテレビ番組でも紹介されていましたが、熱中症で水を飲むのと水で身体を冷やすのがどちらが良いか。VTRの画の強さに内容を忘れそうになりそうでしたが、熱中症の時には身体を冷やすのが大事ですね。テレビの解説では、来ているシャツの上から水をかけうちわで扇ぐことで、水が蒸発する気化熱を利用して体温を下げる方法を紹介していました。
冷たい凍ったペットボトルがあるならば、クビ・ワキ・そして足の間(股間)に挟むことも効果的に体温を下げられるようです。これらの部位には太い動脈が走ってますので、その動脈を通過する血液の温度を下げることができます。特にクビの動脈は、脳へ行く血液ですから脳を冷やすことで効果があるとされています。
気化熱を使って身体の表面から、動脈を冷やして身体の中から上がりすぎた熱を取れれば症状緩和が期待できますし、仮に重度の熱中症でも救急車を待つ間に下げる処置をしてあげる事は、さらなる悪化を止める一助になり得ます。
冷たい水を飲ませても、口や消化管が冷えるだけでそれほど効果は期待できないところです。意識朦朧とした状態での飲水は誤嚥の危険性があるので、落ち着いた時に飲まさてあげるのがいいとされていますね。
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